歳の離れた三兄弟:キャデラック編

5月も気づけば中旬、汗ばむくらいの陽気もちらほら。
都内の自粛ムードもだいぶ緩和されたせいか、この連休中は結構人が動いていた気がします。

さて、今日は町で見かけた三兄弟、2枚ドアキャデラック編です。
今回は個性派ぞろいです。

■ 1932 Cadillac V8 Victoria Coupe
1932 Cadillac V8 Victoria Coupe

皇居付近で撮影。車中よりガラス越しに撮影したので車内が映り込んでしまってますショック!

ハンドルを握っているのはスイス人です。
なぜ知っているのかというと、偶然にも他の方がブログで取り上げているのを見つけたからです。

なんでも、他にも似たようなやつを複数台所有されているとか。
実はこの界隈では結構有名な方なのでしょうか。
かなりゴキゲンなうえに鼻唄まじりで(聴こえなかったけど)運転していました。

私の担当は1950年代~なんで、このくらい古いとあまり詳しくないです。。
ぶっちゃけ詳細はネットで調べました。。

そこかしこに輝くV8エンブレムがこの時代のキャデラックを象徴しています。
パワープラントは355キュービックインチ(約5.8L)のV8なのだそう。。
”ヴィクトリア”ってネーミングもストレートな感じでいいですねー。

この年代のキャディって、V12とかV16エンジン搭載の巨大サイズ、っていうイメージがあったのですが
撮影車に至っては思いのほかコンパクトな印象を受けました。
クーペだから??

■ 1941 Cadillac Series 62 Convertible Coupe

西麻布にて撮影。ケータイ写メ画像なので解像度低いです…あしからず。
相変わらずビビりなので後ろからのショットのみです、、ご勘弁を。。

346キュービックインチ(約5,6L)V8エンジン搭載です。。
撮影時期は1月で寒かったのですが、かなり年配の紳士2人組がフルオープンで乗っとりました。
シブかったなぁ・・・スペード

更にこの数日後にも麻布十番にて遭遇!結構かっ飛ばしてましたフラッグ
どうやらこの界隈をよく転がしているみたいです。

子供の頃に知り合いだったアメリカ人の宣教師さんが、これの後のモデル、42年型のフリートウッドを
本国に置いてきたんだと、よく話していたのを思い出しました。
布教活動そっちのけで車ばかりイジっているので困る、と、妹さんがよく愚痴ってました。。

ちなみに彼の日本での玩具はメルセデスベンツの220Sクーペ(W180)。
一度乗せてもらいました。

■ 1968 Cadillac Fleetwood Eldorado

最後におまけ。以前実家に帰ったときに発見した車両です。
無断放置車のようで、所有者への悪意に満ちたメッセージが貼りつけてありましたドクロ

後日、同じ場所を通りかかったところ、車両がなくなってました。
おそらくオーナーが取りにきたのでしょう、、ちゃんとナンバー付きだったし。。
その後大事に乗ってくれているのだろうか・・・。

472キュービックインチ(約7,7L)V8エンジンでFFドライブです。
ミラーは67年モノに装換されていて、全体的にかなりくたびれた状態…しょぼん
真っ黒に塗装した妙なホイールを履かされてますが、これだけでも随分と印象が変わるものです。

それにしても、こんなに前衛的なエクステリアが、日本でいう昭和43年当時、既に存在していたことに
驚きを感じずにはいられません・・・1974年式って言ってもそん色ないくらい。。

キャデラックの歴史は先進技術と共にあるんですよね。
いつまでも世界の代表格に君臨し続けてほしいブランドです。

 


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