朝から晩まで蝉しぐれの毎日。
あれだけ蝉が焦っていると、何だかこちらまでもが焦ってしまう。
そう、もうすぐ夏は終わってしまうのだ。
そんな夏の終わりを締めくくるべく試乗記をば!
例によってやってきたのは、ヤナセ芝浦・アウディショールーム。
今回の目的はFMCしたてのA6の試乗。
予め試乗の予約を入れていたものの、さすがは売れまくっているアウディ。
試乗車が戻ってくるまで、しばらくウエイティング状態。
ショールームの中で待機するよう担当者に指示されたけれど、
店内にあるキッズプレイスペースで遊んでしまいそうだったので、
店外で待つことに。
こちらはひと足にFMCしたA8。
A6にひと皮被せたかのような巨人(巨車?)
う~ん、大きい・・・
でもカッコエエなあ。。。
Audi A6 待つこと数分、光り輝くニューA6の試乗車が登場!
ちょっとガンダムチックだけど、、写真で見るより断然カッコイイ!!
オプションのLEDヘッドライト搭載車だね。
オプションとはいえ、今後日本国内に蔓延する新型A6の9割は
このLEDライトを 搭載するものと思われる。
結構大きな車体だけれど、近づいてみても相変わらず大きくみえるね。
・・・で、早速試乗開始です。
室内について。
昨年試乗した旧C6・A6と比べ、格段に高級感を増したインテリア。
A8寄りのデザインとなったインパネなど、1セグメント上のクラスみたい。
個々のパーツの質感とか大幅に向上したんだけど、
全体的にシンプルなデザインなので。。
いつだってゴージャスが大好きな我々日本人にとっては、
少々物足りないかもしれない。
クルマの性格上、そういうもんだと割り切れれば吉。
静粛性はかなり高い!
救急車の音なんかちゃんと聞こえるかしら?? と不安になるくらい。
静かな分、粗い路面でのロードノイズが若干気になった。
ところで、最近の自動車にはアイドリングストップ機能が
次々と搭載されはじめている。
新型A6もご他聞に漏れずなのだけれど、
クルマが停止しエンジンまでもが 停止したときの森閑さ・・・
屁などコケない。
エンジンのオン・オフについては、
タコメーターを見てないと気づかないほど振動もなく。。
今回試乗できたA6のエンジンは、NAの2.8LのFSIモデル。
昨年試乗した旧C6・A6も同じエンジン搭載モデルだったため、
動力性能については、さして感動的な面はなかった。
アルミ素材を多用するなど、旧型に比べ結構な軽量化を
実現しているみたいだけど。。
正直、高速道路での追い越し加速はちょっと弱いかも・・・
足回りについては、旧A6に比べ凸凹に対するいなしがまた上手になった印象。
エアサスか?なんて思ってたら実はコイルスプリング、よくできてる!
乗り心地という点でも、上級セグメントの垣根を越えそうな勢い!!
電動パワーステアリングの感触は、低速ではかなり軽めの印象。
しかしひとたび速度に乗ると・・・改めて技術の進化に驚くばかり。
比較的早い段階から電動パワステを導入しているアウディ、、
サーボトロニックの完成度はそろそろ成熟の域に達しているようだ。
ぜひ高速走行で試してみたい・・・すげぇ安定感なんだろうなぁ。。
ブレーキは感触よい!
1.7トンのボディをしっかりと受け止めるのに不安を感じないテイスト、
日本車みたくローターサイズをケチったりはしない。。
ちなみにアウディドライブセレクトはオートの設定(たぶん)でトライ。
・・・と、ざっと個人的な感想。
これはもう、超のつく高級乗用車という感じ!!
で、できれば過給機付きのTSFI・3.0Lモデルも体感してみたい!
ということで、続いてA7・スポーツバックに試乗。
今回、A6の3.0試乗車は準備がなかったため、
代わりに比較的近いフィールのA7・スポーツバッグを試させていただく。
Audi A7 正直、A7のスポーツバック、、
今までさほど関心がなかったのだけれど・・・
今回の試乗で見る目が変わりました!
A6とは異なるクーペ寄りのボディライン。
カッコいい、、すごく。。
インテリアは基本、A6とほとんど共通なのであまり違和感ナシ。
サイズは相変わらず巨大(A6よりもひと回り大きい)。
最近のドイツ車はボディサイズに関して、日本市場を度返ししているらしい。。
初めて体験したアウディ3.0L スーパーチャージドV6。
どの回転域からも気持ちの良い加速を見せてくれるモーターだ。
あくまでも上品なんだけど、少しだけレーシー?なエンジン音が、
NA・2.8Lとは異なる、異質な気分にさせてくれる。
とにかくボディサイズを感じさせない加速感。
改めて、アウディがスポーティーカーだったということを思い起させる瞬間!
正直、それまでは2.8Lで十分、と思っていたけれど。
プラス200万の差は大きいです・・・
昨今、アウディの肥大化(決してアウディに限ったことではないけれど)
について若干閉口ぎみだったが。
いざ走らせてみるとそんなに大きく感じなくなるから不思議だ。
ちなみに、よりスポーティな仕様のSライン登場時期については
まだ未定とのこと。
個人的にはアバントの登場が待ち遠しいです、ターゲットにしているもので。
ニューモデルが出るごとにどんどん進化を遂げるアウディ。
今後がさらに楽しみだ。